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猫のフィラリア

もうすぐ春になり、フィラリアシーズンになります。

最近、猫のフィラリア症についての報告をちらほら学会でみかけます。

(猫用のフィラリア予防薬が新発売されているのも影響してると思いますが)
 

犬のフィラリア症と比較すると、感染率ははるかに少ないのですが、

データとしては、日本の猫の犬糸状虫抗体陽性率が12.1%(248頭中30頭)という報告があり、

気候の温暖化と共に、蚊による疾患の拡大に注意が必要と考えられます。

 

一般的に慢性症状では、咳(一番多い)や呼吸困難、食欲不振、嘔吐などが認められ、

急性症状ではショック状態や呼吸困難、胸水、最悪の場合は突然死も認められることがあります。

 

診断をするのがまた難しく、

血液検査や犬で使われる、糸状虫抗原検査も寄生虫が少ないため偽陰性になりやすいといわれます。

また、フィラリア抗体検査では、フィラリア感染歴があることは示唆されますが、確定ではありません。

心臓のレントゲンや超音波は、肺動脈に寄生している場合なら診断できることもありますが、

肺動脈に寄生している場合意外では、見つけられず、剖検してもわからない場合もあります。

 

治療が困難なため、現在は予防として6−12月までの間、月に一回のスポットオン製剤の塗布が推奨されます。

これが必要かどうかは、飼い主の考えと、生活環境によります。

フィラリアへの猫の抗体保有率が10%と言われているので

飼い主さんには、「できればやっておいた方がいいよ」と、コメントしています。

気になる人は、病院でお気軽に聞いて下さい。動物看護士さんが優しく答えてくれます!!

DSC_0074.JPG

我が家の猫、ティガーちゃん(糖尿病、膵炎もち)ですが、フィラリア予防はしっかりやってます☆

循環器の病気 2016/01/25
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